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私のフォトホーム ごらんあれ

ダム湖畔の景観写真集

ダム湖畔をのんびりと散策するのもいいですよ。
人々が生活し、生きていく上で大切な水。自然の樹木・森林を大切にして水源を守る人々のおかげで水道が活用でき、電力が活用できるのである。 水は、美しい自然、山野草、樹木、人間の体にも、漁業、農業、林業、工業、すべてにおいて欠かせない大切なものである。

灰塚ダムとハイヅカ湖周辺 灰塚ダムとハイヅカ湖周辺 知和堰堤
灰塚ダム(型式・重力式コンクリートダム) 江の川水系上下川 
広島県三次市三良坂町仁賀地先  2008/2/16
竣工2006年(平成18年)11月
堤高 50.0m 堤頂長 196.6m  総貯水量 52,100,000m3 
有効貯水量 
47,700,000m3
ハイヅカ湖の景観は素晴らしいです
灰塚ダム施設案内板より
ダムの特徴:灰塚ダムは、高さ50m、堤体コンクリート量16万4千㎥、総貯水容量5,210㎥の重力式コンクリートダムです。ダムの堤体は比較的小型ですが、
貯水量が大きい効率の良いダムです。
貯水池となった場所には、元は多くの家や田畑などがありました。ダム建設のために332戸の方々に移転していただくとともに、多くの方々から住み慣れた先祖伝来の土地を提供していただきました。
ダムの役割
洪水調節:洪水時にダムに流れ込む水を貯めて下流に流す水量を減らすことにより下流の水害を減らします。計画上のダムへの最大流入量は毎秒1,150㎥で、
そのときにダムから下流へ流す水量は毎秒
400です。
既得取水の安定化と河川環境の保全:渇水で川の水がなくなったときでも
ダムに貯めている水を流し、川の水量
を増やすことにより、水田などで水が使えるようにしたり、川にすむ生物の生息環境を守ります。
水道用水の供給:渇水で川の水が少なくなったときでもダムに貯めている水を流し、川の水量を増やすことにより、ダム下流において三次市、庄原市の水道用水として新たに日量最大15,000の取水を可能にします。 灰塚ダム施設案内板
三次河川国道事務所 灰塚ダム管理支所
ハイヅカ湖は細長く広大で管理するには
大変な労力を必要とされるだろう。
管理事務所駐車場近くに
設置されているご案内板

田戸岬1.2km 灰塚大橋2.4km 灰塚ダム知和ウエットランド7.2km
灰塚ダム記念公園0.7km 
湖畔の森1.0km 
才ノ峠広場2.6kmと記されている
2012/5/11 灰塚ダム頂部
一直線のダム頂部です。
灰塚ダムの上流 ハイヅカ湖 新緑が深まってきました。
堰堤の前にオレンジ色の浮きが鎖のように連なっているものは、「流木止施設(網場)」と言われる。施設案内板によると網場について「貯水池を横断する
浮きの下に網が垂らしてあり、上流から流れてきた流木やゴミなどが
下流に流れるのを防ぎます」と記されている。
2012/5/11
灰塚ダムの上流 ハイヅカ湖
常時満水位EL=231.2m 
サーチャージ水位EL=247.3m
サーチャージとは、ダム下流の洪水を防止するため、洪水が
発生しそうなときに一時的に貯水池に貯めることができる最高水位
堤体には、常用洪水吐き(オリフィス)、常用洪水吐き(自由越流)、
非常用洪水吐き、選択取水設備や環境用水放流設備・引張りラジアルゲート(油圧式)ゃエレベーター棟などが設けられている。
写真左の水位ゲージが取付けられている塔が選択取水設備で塔の内部に
シリンダーゲートと呼ばれる筒状の取水設備があり、これを上下に動かすことにより任意の水深から取水し、下流へ水を流すことができますと記されている。
非常用洪水吐き
非常に大規模な洪水(100年に1回程度)によりダムが満水になったときに、この洪水吐きから流れます
ダム頂部
ダムのてっぺんを天端(てんば)ともいう。
灰塚ダムの下流 灰塚ダムの下流   
灰塚ダム記念公園
2枚の写真を組み合わせたパノラマ写真です。
灰塚ダムの下流 
新緑豊か、五穀豊穣を願って流れゆく。
中央の引張りラジアルゲート(油圧式)の真上の開口部は
常用洪水吐き(自由越流)となっている。その左右の開口部は
非常用洪水吐きとなっている。
2012/5/11
中央は環境用水放流設備・引張りラジアルゲート(油圧式)左右は常用洪水吐き(オリフィス)
常用洪水吐き(オリフィス)常用洪水吐き(自由越流)は、
洪水時にダムに流れ込む水を貯めて、流れ込む水よりも少ない水量が、
これらの洪水吐きから下流に流れます。これにより下流の水害を減らします。と記されている。
引張りラジアルゲート(油圧式)は苫田ダムや羽地ダムに採用されている。
引張りラジアルゲート(油圧式)ダム下流の河川環境を保全するためにフラッシュ放流により流量の変動を創出したり、洪水後の濁水の長期放流を軽減するために用いる放流設備である。
 
ダム展示ギャラリーへ昇降できるエレベーター棟
施設案内板によるとエレベーター棟について「ダム堤体の維持管理のために、
内部の通路やゲート室へ行くときに使います。ダム内部の地下3階通路は
展示ギャラリーとなっており、エレベーターとともに一般公開
 (午前9時~午後4時)しています。
3階展示ギャラリーへ昇降できるエレベーター棟出入口 ダム頂部が1階で地下4階まであるが、1階と3階のみ停止
3階は展示ギャラリーとなっている。
ダム内部の監査廊 
3階 展示ギャラリーもある。
ダム頂部エレベーター棟から地下3階の出入り口 堤体下流広場は灰塚ダム記念公園として整備されている。 灰塚ダム記念公園は広々としており、子供たちの運動、遊び場にいいようです。
三角おにぎりに似た形をしている自然石に「地域と共に」と彫刻されている。
旧灰塚地区出身の日展作家 高木月泉先生が揮毫された。 
良い形の石があったものだねぇー。
3枚の写真をパノラマ合成したものです。 左手に見える橋は灰塚大橋です。 
2012/5/11 2008/2/16 3枚の写真を組み合わせたパノラマ写真です。
曝気式循環施設
貯水池内での植物プランクトンの異常発生を抑えるため、
水深10~15mのところから空気を吐き出し泡の力で水を循環させています。
概ね4月から10月にかけて運転し冬場は停止しています。と灰塚ダム施設案内板に記されている。湖底から湧き上がるように白い泡が立っていた。
ハイヅカ湖に16時から約15分間弱にわたって噴水の華麗な噴き上げが
見られました。植物プランクトンの異常発生を抑え、水質の腐敗を防ぎ、
貯水池を新鮮に保つために行われているのだろう。

  ハイヅカ湖周辺案内図
田総川に建設された川井堰堤(川井池)と上下川に建設された知和堰堤(知和池)の水脈が灰塚ダムに流れ込む。
川井堰堤、知和堰堤ともに、高水敷の荒廃防止、水質浄化、親水性を目的として建設されているという。
低水敷はいつも水が流れている水路、高水敷は大雨などで増水した時に冠水する水路で総称して河川敷という。
川井堰堤(型式:重力式コンクリートダム) 江の川水系田総川  川井堰堤施工について 知和堰堤(型式:重力式コンクリートダム) 江の川水系上下川 
竣工2005年   三次市吉舎町知和 2008/2/16          
知和堰堤の上流 和知池 知和堰堤の下流 灰塚大橋(形式PC3径間連続ラーメン箱桁橋) 橋長180m 幅員10.45m  
竣工2006年 
灰塚大橋を上流側から写しました 灰塚大橋の橋脚に洪水時満水位 EL=247.3mと表示してある。ELとはイーエルと読んだりElevation(エレベーション)と読み海抜(標高)の意味 
灰塚ダムのサーチャージ水位EL=247.3m
上流側の高覧(欄干、転落防止の防護柵)外側の強化ガラスには縦縞が刻んであります。
鋳物製で造られた橋の親柱に鳥類、魚類、きのこ類、植物類、樹木類、貝類、
昆虫類、爬虫類、哺乳類など91種類の名前が立体的に刻まれている。
灰塚大橋の下流側の高覧の外側に強化ガラスに「ハテヅカニイキルモノ」との
タイトルで生き物の姿形が彫刻されている。
白鷺寺跡
創建の年代は明らかではありませんが15世紀末にはすでに
存在したようです。以前は放光堂ていい、
現在地の湖側10mの位置(立入は危険)に観音堂が置かれ、
麓には山庵放光院がありました。
宝暦(1751~1763)の頃、鳳源寺四世愚極がこの庵に止宿した時、
前山に白鷺が飛来したので積翠山白鷺寺と呼ばれるようになりました。のち、近くの興聖寺の末寺として存在しましたが、明治初期より
無住となり衰微しました。
灰塚ではこの白鷺寺をめぐる伝説が語り継がれています。
寺の若僧「戒満」と村の美しい娘「たき」の悲しい恋物語です。
享保飢饉に襲われた二人の恋は、たきの死によって終わりますが、
戒満はたきを供養するため寺の裏山に石窟を掘って観音を安置したと
伝えられています。その石窟は現在でも保存状態もよく残っています。と記されています。 
三次河川国道事務所 灰塚ダム管理支所から少し上流に向かって
反谷大橋(たんだにおおはし)手前の右手湖側にあります。
反谷大橋 反谷 大橋から灰塚大橋を望む
井原大橋 井原大橋からの風景を遠望
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