土師ダムと八千代湖周辺 |
場所:広島県安芸高田市八千代町土師
一級河川 江の川(可愛川の愛称で呼ばれていたとも国道54号沿いに記されていた)上流部 |
土師ダム
このダムは、江の川の洪水調整及び下流沿川の農地にかんがい用水の供給を行い、
さらに 水資源の広域的な利用を計るため流域の変更により広島市 呉市及び
安芸郡の一部に都市用水を供給し、あわせて発電を行う多目的ダムである。
ダムの建設は、昭和41年4月に着手し、8年の歳月と100億円の事業費をもって
昭和49年3月に完成した。昭和49年3月 建設省と記されている。 |
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諸 元
河川名 江の川
位 置 広島県高田郡八千代町(現在は安芸高田市八千代町)
集水面積 307.5平方キロメートル
ダ ム
型 式 重力式コンクリートダム
堤 高 50.0メートル
堤頂長 300.0メートル
堤体積 210.000立方メートル
貯水池
名 称 八千代湖
満水面標高 256.40メートル
面 積 2.8平方キロメートル
有効貯水量 41,100,000立方メートル と記されている。 |
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目 的
1.洪水調節
ダム地点計画洪水流量毎秒1,900立方メートルを、
毎秒800立方メートルに低減して放流する。
2.かんがい用水の供給
江の川沿川及び簸川沿川の農地に、かんがい用水の供給を行なう。
3.都市用水の供給
広島市に1日10万立方メートルの上水道用水、
広島市、呉市、安芸郡の一部に1日20万立方メートルの
工業用水の供給を行なう。
4.発電
可部発電所にて最大出力38,000キロワットの発電を行なう。
と記されている。 |
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土師ダム水没者顕彰の碑
土師ダム建設に伴い、水没立ち退きを
余儀なくされた二〇五戸の関係住民の理解と
協力に対し、深く敬意を表し茲に
ダム建設十周年を記念し、顕彰碑を建立す。
昭和五十八年三月と記されている。 |
2012/5/10 13:40
土師ダム堤体右岸側にある展望台から、
緑も多く素晴らしい眺望だ。
ダム堤体が弓なりにカーブしている。 |
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土師ダム堤体右岸側にある展望台入口 |
展望台
ダム周辺の360度パノラマの眺め |
土師ダム天端は右に
弓なりカーブしている。
この右手前に展望台がある。 |
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右岸側から見た堤体 |
下流側から見た堤体 |
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クレストゲート3門、
オリフィスゲート2門、
ホロージェットバルブなどを堤体中心部に装備している。 |
江の川へと利水調節のために
ホロージェットバルブより
勢いよく吐水されている。 |
ホロージェットバルブや定位放流設備から水が水路を連綿と流れだしている。この流れが広島市や呉市へと 続いているのかぁー。
土師ダム管理用発電所
(出力490kw)も装備。 |
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土師ダム管理所 |
ダム管理整備点検用の昇降設備 |
八千代湖上流右岸からのダム堤体 |
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八千代湖上流右岸からの水門 |
土師ダム堤体天端より八千代湖 |
右岸側にカヌー競技会場の
スタート地点近くには公園も
整備されている。八千代湖畔には
6000本の桜が植栽され、
春の桜の名所であるという。 |
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八千代湖上に架かる土師大橋
土師大橋下の八千代湖には、
第12回アジア競技大会
広島1994年 カヌー競技会場の
スタート地点とある。 |
土師大橋下の八千代湖には、
カヌー競技のレーン境界ブイが
浮かんでいた。 |
カヌー競技会場のスタート地点の
上流に設けられている網場 |
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