本文へスキップ

私のフォトホーム ごらんあれ

ダム湖畔の景観写真集

ダム湖畔をのんびりと散策するのもいいですよ。
人々が生活し、生きていく上で大切な水。自然の樹木・森林を大切にして水源を守る人々のおかげで水道が活用でき、電力が活用できるのである。 水は、美しい自然、山野草、樹木、人間の体にも、漁業、農業、林業、工業、すべてにおいて欠かせない大切なものである。

金名の郷頭      広島県福山市新市町大字常   2012/12/30
金名の郷頭を地域の貴重な史跡として、また憩いの場として整備が進んでいる。
金名の郷頭(かんなのごうとう)
江戸時代中期に造られた堰と橋の機能を兼ね備えた石造構築物。金名川の水流調節のため、急な流れが方向を
変える地点に位置し、一八四〇(天保十一)年、豪雨で上流の切池が決壊したときの大水を郷頭でくいとめた、
との伝承が残る。橋としては、一九〇〇年代半ばまで府中本山と常金丸を結ぶ往還(交通路)として利用され、
上部はかさ上げされている。石積みは、打ち込み剥ぎ・谷積み技法が用いられ、導水(トンネル)部は
古墳の横穴式石室と同じ持ち送り技法が使われており、上流に向かって張り出すアーチ式ダムとしては、
世界初ともいわれる。本体の強度を増すために、上流から下流まで栗石を敷き固めた上に、
直径三〇~六〇cm程度の平石を敷いて川床としている。
崩れやすい花崗岩の谷を維持するための大土木工事であった。
地域の先人が、固有の技法で築造した近世治水技術を示す文化遺産であるとともに、自然と
人為が調和した景観として、下流の堰とともに整備・保存することが望まれます。
名称について
地域で言い伝えられてきた「ごうとう」の呼び名に、村の入口の意味で「郷頭」の字が
当てられた。他に「郷戸」の字が使われる例もある。
二〇〇〇年二月 新市商工会青年部 福山市教育委員会と記された案内板が建てられている。   
ご案内板
福山市芦田町福田の国道486号線の水色の歩道橋のある戸手川橋東詰交差点を右折し、備後一の宮・吉備津神社方面(4.6km)へと向かう。
ここから約10.8kmで金名の郷頭に着く。
戸手川橋東詰交差点から約2km走ってくると福塩線の高架橋の下を潜り抜けると神谷川橋が目前 神谷川橋東詰交差点を左折する。
約700m走ると新市駅前交差点になる。
ここから約8.5kmで金名の郷頭
新市駅前交差点を直進する。 
ここを右折すると備後一の宮・吉備津神社、菊の里・金丸方面に行ける。
ここから約7.8kmで金名の郷頭に着く。
市道と福塩線(JP福山駅⇔三次市塩町駅を結ぶ)が並行している
府中市中須町付近を、福塩線を左手に見ながら走行する。
間もなく、府中市商店街
銀座通りへと入る。
市道を西進して、府中市府中町の永井町交差点を右折して広島県道399号線(府中市府中町と福山市新市町金丸を結ぶ)へ入る。ここから約3.8kmで金名の郷頭。 左手にスパーマーケットのある交差点を直進すると上り坂となり蛇行した道路である。
ここから約3.5kmで金名の郷頭。
府中家具団地などがある本山工業団地のT字路を金丸方面へと左折する。
ここから約1.7kmで金名の郷頭。
本山工業団地内の県道399号線 本山工業団地内を通り抜けると峠の頂上になり、下り坂となる。
2012/12/31 8時5分ころに
うっすらと積雪があった。
下って来ると高橋鐵工所の立て看板の下に金名の郷頭300mの案内板に従い右折する。
工場の建物の手前を、金名の郷頭200mに従い右折すると下り坂の狭い山道を走行、車の離合に注意。 下ると左肘曲り、舗装されていない山道を金名の郷頭100mに従いゆっくり走行。 郷頭と彫り込まれている自然石の大きな石碑が建立されていた。
石碑に、「2012年度 福山市協働のまちづくり基金を活用した整備事業 金名自治会」と彫り込まれた銘板がはめ込まれている。 憩いの場として四阿や無垢材の長東屋休憩所、椅子、トイレなども設置されて、郷頭周辺の整備が着々と進んでいるようでした。
郷頭の上流、竹林や雑木林の中を金名川の流れが折からの雨で水かさを増しつつ郷頭へと注ぎ込む。 上流から下流まで栗石を敷き固めた上に、直径三〇~六〇cm程度の平石を敷いて川床としている。
水の流れが貯水池へと流れ下っていく。
平石を敷いて川床としている。
郷頭はダムとか堰とか堤とかの意味が込められているのかな。
奥左から金名川の流れが、この滞留池へと注ぎ込んでくる。 写真上が堰となっており、大水が出て洪水となった時に、この堰で食い止められた水が滞留していたのだろう。
このトンネルのような穴から水が徐々に下流へと流れ出していたのだろう。 上流に向かって張り出すアーチ式ダムとしては、世界初ともいわれる。
堤上部が、かさ上げされた部分にくっきりとしたラインが分かる。 導水(トンネル)部は古墳の横穴式石室と同じ持ち送り技法が使われている。 石積みの導水(トンネル)部から下流に向かって流れ落ちと行く。堰上部から写す。
石積みの導水(トンネル)部から下流に向かって流れ落ちてくる。 下流から写す。
孟宗竹、ナンテンの赤い実が映えている。
金名川(河川延長3km)の流れは神谷川(河川延長21.85km)へ流れ込み、さらに 芦田川(延長86.1km)へと流れ下り、やがて備後灘にそそぎ、燧灘(ひうちなだ)と接し瀬戸内海となり大海へと広がっていく。
郷頭からの流れは下流へと樹木の落ち葉などの栄養素を溶かし込み抱きかかえ、さらに大海へと運び込んでいく。
HOme   戻 る