温井ダム (アーチ式コンクリートダム) 太田川水系滝山川 2012/6/8 2013/3/17
左岸:広島県山県郡安芸太田町大字加計字滝山
右岸:広島県山県郡安芸太田町大字加計字大平
温井ダムは、国道186号線(島根県江津市から広島県大竹市に至る一般国道)沿いにある。
温井ダムの概要
中国地方の中核都市である広島市は、太田川の下流部に位置しており、洪水から市街地を
守ることが重要な課題でした。特に昭和47(1972)年の豪雨災害以降は、
治水能力の向上が強く望まれていました。
また、広島市周辺の再開発や都市化による給水人口の増加は、水道用水の安定供給を
強く求められており、長年の課題となっていました。
温井ダムは、このような状況をふまえて、太田川の支川滝山川の中流部に建設された
太田川水系の多目的ダムです。
昭和52(1977)年4月より建設工事に着手し、平成14年(2002)年3月に建設工事が
完了しました。アーチ式ダムとしては、全国で二番目の高さ(156m)を誇り、
ダム湖100選にも選ばれました。と戴いたパンフレットに記されている。 |
龍姫湖(名前の由来) 温井・江の渕の大蛇物語
昔、とても美しい娘が温井のある家で働いていました。
優しく、働き者の娘を、その家の主人は、大変気に入ってしまいました。
ただ一つだけ気がかりなことは、夜になると出かけていき、草履をぬらして
帰ってくることでした。ある夜主人が、我慢しきれなくなって娘の後をそっとつけて
いったところ、娘は江の渕で水あびをしようとしていました。
あまりの美しさに、足もとを踏みはずした主人は、娘に気づかれてしまいました。
姿を見られた娘は、寂しそうに江の渕に飛びこみました。
あわててかけよった主人の目に映ったものは、銀色のうろこを輝かせながら
渕の底に消えていく1ぴきの大蛇でした。と記されていた。 |
ダ ム 諸 元 |
貯 水 池 諸 元 |
河 川 名 |
太田川水系滝山川 |
集 水 面 積 |
253km2 |
位 置 |
広島県山県郡安芸太田町大字加計 |
湛 水 面 積 |
1.6km2 |
型 式 |
アーチ式コンクリートダム |
総 貯 水 量 |
82,000,000m3 |
堤 高 |
156.0m |
有 効 貯 水 量 |
79,000,000m3 |
提 頂 長 |
382.0m |
平常時最高貯水位 |
EL360.0m |
堤 体 積 |
810,000m3 |
洪水時最高水位 |
EL381.0m |
非越流部標高 |
EL385.0m |
設 計 洪 水 位 |
m |
基礎岩盤 |
m |
最 低 水 位 |
m |
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放 流 設 備 |
常用洪水吐 |
4門 |
非常用洪水吐 |
5門 |
中位標高放流設備 |
2条 |
利水放流設備 |
一式 |
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温井ダムについて、戴いたパンフレット
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2012/6/8 2013/3/17
広島県山県郡安芸太田町津浪 中国道(高速国道 中国自動車道) 加計スマートIC(下り) を降りて、突き当りを
右折し国道191号(加計街道)へ入り、国道191号加計バイパスを経由、安芸太田町加計で
国道186号となり、後平洞門、後平トンネル、続いて荒井川トンネル、温井トンネルを抜けると
温井ダム周辺景色が目に入る。龍姫湖のさと 温井サイクリングセンター(サイクリングターミナル)があり、
子供連れのご家族が湖畔周辺を和やかに語らいながらサイクリングを楽しんでおられた。 |
中国道 加計スマートインターチェンジ下りを降りて突き当りを右折し側道を走り国道191号と向かう。 |
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側道から国道191号の突き当りを左折すると広島方面に右折して
戸河内、加計方面へと向かう。 |
側道から約20分くらいで
後平洞門(延長462m 幅7m
高さ4.5m)となる。 |
荒井川トンネル(延長204.5m
幅7m 高さ4.5m) |
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温井トンネル(延長505m 幅7m 高さ4.5m) |
温井トンネルを抜けると、こんな景色だ。後平洞門から約6分 |
温井ダムへ向かう前に滝山峡記念庭園に立ち寄る。 |
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頂いた温井ダムCard |
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2012/6/8
あいにくの雨だった。下流側から上流に向かって風とともに舞い上がってくる霧で全くと言っていいくらい下流側が見通すことができなかった |
管理庁舎3階の温井ダム資料室からの温井ダムの眺め。霧が上流に向かって流れ幻想的な風情に
龍姫湖のキャラクター「龍姫さま」が現れ戯れていそうと想像してみたり。 |
2013/3/17 |
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上から非常用洪水吐 クレストゲート5門。
その下左2組右2組が常用洪水吐の予備ローラーゲート。
真ん中2組は中位標高放流設備2条 |
上から見た非常用洪水吐 クレストゲート |
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常用洪水吐(コンジットゲート) |
温井ダム右岸の広場に水没の碑が建立されている。 |
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ダム湖百選 龍姫湖
ダム湖百選は、(財)ダム水源地環境整備センターが「好ましい景観」「上下流地域の交流」「地域の人々の関心」
「生態系への配慮」 「人と自然のふれあい」などの総合評価によって選定するものです。
龍姫湖は、平成17年3月に発表された第一回選定の65ダム湖に名を連ねました。 |
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郷愁ただよう、霧にむせぶ龍姫湖 |
温井ダム天端左岸側から
下流の風景 |
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2013/3/17
猪山展望台からの龍姫湖上に架かる国道186号 瀧山峡大橋(上路形式ブレスドリブアーチ橋 橋長369m)
滝山川(太田川の支流)標高450mの急峻なV字渓谷に架けられ、アーチ支間230mで、
このタイプの橋としては日本一の長さだそうです。両サイドがトンネルになっており、
向うに見えるは大箒山トンネル(延長387m 幅7m 高さ4.5m)、手前猪山展望台下に
榎平山トンネル(延長176m 幅7m 高さ4.5m)が通る。 |
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右岸からの温井ダム下流側 |
右岸からの温井ダム下流側底部 |
左岸からの温井ダム下流の2段構えの副ダム |
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右岸からの温井ダム下流の2段構えの副ダム |
温井ダム常用洪水吐き放流設備の放流管 。詳しくはサムネイルをクリックしてみてね。 |
温井ダム常用洪水吐き放流設備の放流管を輪切りにして展示 |
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温井ダム常用洪水吐き放流設備の放流管を輪切りにして展示 |
温井ダム天端中央部からの下流の風景 |
温井ダム天端左岸側から下流の風景 |
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資料館横に見学トンネル地下B4に降りられるエレベーターがあります。
見学トンネルの利用時間は16時30分迄です。 |
エレベーター速度 240m/min |
地下4階に降り立つと、更に地下へと階段を約30段ほど下ってゆく |
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階段を降りて左にカーブ長い地下トンネルがあり、「右側通行 下流広場まで198m」と表示されている。
トンネル右壁には温井ダム周辺の生き物や植物などの参考資料写真が掲示されている。 |
エレベーターホールから108m歩くと突き当りを左に進む。 |
手を叩いてみよ~う。
手を叩くとものすごい音がして跳ね返ってくる。
1、2、3で約1km 。4、5、6で約2km…と童心に… |
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温井ダムを支える中世代白亜紀(今から約1億年前) の堅い花崗岩 |
この階段約30段を上がると下流広場に出られる。 |
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身長170cmの利水次郎 |
思い出広場から見た温井ダム堤体 |
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思い出広場から見た温井ダム堤体 |
中位標高放流設備2条(60㎥/S)の右側に治水太郎が立っている。 |
中位標高放流設備(ホロージェットバルブ2条)の横に立つ治水太郎くんは人気者らしい。 |
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ジェットエンジンを連想させるホロージェットバルブ放流の瞬間を見たいものです。 |
2012/6/8 15:51
副ダムに向かってホロージェットバルブ2条からの放流が終わった直後のようだ。 もの凄い勢いだっただろうなぁー。 |
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2014/4/25 13:58
温井ダム水位低下放流が行われた。この時期の放流は下流の水田などへの潤いのための放流だったのだろうか。
6月11日~10月25日までの期間を梅雨や台風による洪水期として定めており、常時満水位の標高360mから
洪水期制限水位の標高351mまで9mの水位低下放流が予定計画を立てて行われるようです。 |
放流見学広場 |
副ダムに放流水が溜まるので
下流の水位が急激に上昇しないようになっているようです。 |
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13:58 放流開始 |
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放流水のもの凄い轟音と霧になって飛散するので傘を差したり、合羽を着ないと近くで見ることはできない。
霧が降り注ぐ中を子供たちの歓声が響き渡り、楽しそうにはしゃぎまわっていた。 |
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約15分間くらいだっただろうか、放流が終わると、こんな状態になる。 |
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堤体の右岸側広場に甌穴の巨石がモニュメントとして置かれている。
説明はこちら↓↓↓ |
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龍姫湖を眺めていると、なんとなく湖面を泳ぐ大蛇がイメージできそうだね。 |
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