湯原ダムと龍姫湖周辺 2012/6/21 |
湯原ダム(湯原堰堤) (重力式コンクリートダム) 旭川水系旭川
左岸:岡山県真庭市湯原温泉 右岸:岡山県真庭市豊栄
着工1952年(昭和27年2月) 竣工1955年(昭和30年)3月
堤高73.5m 堤頂長194.37m 総貯水量 99,600,000m3 有効貯水量 86,000,000m3
ダム天端 EL405.5m サーチャージ水位 ELm 常時満水位 EL402.0m 最低水位 ELm
基礎岩盤 m
集水面積 255km2
放流設備:洪水吐 ローラーゲート 幅5.5m×高さ8.2m×6門
湯原第一発電所 最大出力 26,600kw 湯原第二発電所 23,700kw
この発電所は、旭川の水を治水利水上有効に利用する目的で昭和24年立案され、
電力復興5ヶ年計画の一環として27年3月に着手し、3ヶ年の歳月と74億円の巨費を投じて
30年3月に竣工したものである。 就労延人数:2,600,000人
旭川は真庭市蒜山の朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)標高1081mに源を発している。 |
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岡山県と鳥取県境に源を発した一級河川 旭川上流部に
美作三湯(湯郷温泉・奥津温泉・湯原温泉)の一つ湯原温泉郷の上流に露天風呂「砂湯」が
あり、その300m上流に湯原ダムは建設されていて洪水調節と発電を目的としている。
ロマンチック街道(美作街道) 国道313号線(広島県福山市から岡山県 を経由し
鳥取県東伯郡北栄町に至る)を走行し湯原温泉を目指す。
米子自動車道 湯原ICから自動車で5km |
ロマンチック街道 国道313号線沿いの、この案内板のどちらを走っても湯原ダム方面に行かれる。 |
オオサンショウウオがデザインされている湯原トンネルを抜けると左にトイレと駐車場あり、その先左折、岡山県道322号(中福田湯原線)を湯原ダム方面へ。 |
県道322号のこのトンネルを抜けてくると |
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左手に「湯原温泉みはらし展望台」があり、自動車は2台くらい駐車できるスペースと休憩東屋あり。 |
この階段は下から写したものだが、みはらし展望台の左手にあるこの階段や山道を600m下っていくと湯原温泉やダムの下流域へ行かれる。 |
落石防護フェンスの間から下流域の道路に出られる。 |
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旭川の砂湯の目の前、向こう右岸に
湯原温泉「八景」がたたずむ。 |
湯原ダムの堤体積218,631m3とローラーゲート6門が立ちはだかっている。 雨が降っていた。 |
ローラーゲート6門はキッチリ閉じられていた。 |
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自動販売機やトイレもある。 |
トイレの脇には温泉が湧き出ていた。 |
左岸側から見た堤体の下流側
一直線だ |
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堤体翼壁上流部にローラーゲートを開閉するウインチ等の機器が設置されている塔 |
天端を右岸:岡山県真庭市豊栄から眺めた。風雪を忍んで、人々の豊かさ、幸福のお役にたち65年 |
堤体を右岸:岡山県真庭市豊栄から眺めた。いつもお世話になりありがとう。お疲れ様です。 |
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堤体の天端 堤頂長194.37m |
堤体翼壁下流側に「中国電力株式会社」の銘板が嵌め込まれている |
堤体翼壁上流側に「湯原堰堤」の銘板が嵌め込まれている。 |
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下流側 減勢池 法面にはアジサイが咲いていた。 |
堤体の天端中心部からの下流の眺め。S字カーブした辺りが美作三湯の一つ湯原温泉郷 |
右手に湯原温泉「八景」
その前に湯原温泉吊り橋 |
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右手に湯原ダム管理事務所 天端からの湯原湖。田園地帯に水が大量に必要なのか?常時水位より低下 |
堤体上流部、湯原湖に設置されている網場(あば)付近の眺めは、まるで島々が多い瀬戸内海かな? |
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祖国戦後の復興は電力の拡充に俟つこと甚だ切なり。
昭和二十七年三月この地に電源開発の之を起こし
技術と人力の最善を尽し昭和三十年三月完成せり
本貯水池は周回五十粁 有効貯水量八千六百万立方米を有し
電力需給の安定に劃期的効果を齎せり、此の間に於てこの作業の犠牲となりし
二十二柱の霊あることを銘記す
昭和三十年三月 中国電力株式会社と記されている。 |
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取水塔
湯原ダム堤体から上流600m右岸にある。
この取水塔から水を取込んで、湯原第一発電所に送られる。
湯原第一発電所 最大出力 26,600kw |
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霞ヶ丘森林公園 記念の森 真庭市小童谷(ひじや)
湯原湖右岸の県道322号(中福田湯原線)を進んでくると
右手に霞ヶ丘森林公園がある。
ここは湯原奥津県立自然公園の特別地域です。と記されている。
公園内には「ひだまりの丘」「みずべの森」「きのこの森」「ふるさとの森」「おもいでの森」「実のなる森」と6つの広場がある。
霞ヶ丘森林公園案内図のある辺りが駐車場となっている。 |
広場への距離表示板も立てられているので助かる。 |
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駐車場から「ひだまりの丘」まで400m この日は雨だった |
ひだまりの丘
みはらし台からの湯原湖 雨が降り風も吹く日であったが、木々の葉のそよぐ音、木立の揺れる音などが聞かれ、雨の日も又良しであった。近くにはアオハダやウラジロノキなどの樹木がある。 |
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モリアオガエルの卵塊が、萩の枝先に数個産み付けられているのが見られた。 |
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岡山県と鳥取県境に源を発した一級河川 旭川上流部
真庭市小童谷(ひじや)
旭川は真庭市蒜山の朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)標高1081mに源を
発している。湯原湖に注ぎ込み旭川を下り、児島湾へ流れ込み、
やがて瀬戸内海へと混ざり込む。 |
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